本文へ移動
2024年11月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
2024年12月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  • 理事会
  • 放水式
  • 総代会
1
4
1
8
3
9
胆沢平野土地改良区
〒023-0881
岩手県奥州市水沢字北田140番地1
TEL.0197-24-0171(代表)
FAX.0197-24-0174

ツブ沼

胆沢扇状地の伝説(その2)

ツブ沼

「雨乞いにツブ沼をかき廻すと、雨が降る」という話も、干ばつに悩まされた人びとの祈りがうかがえる。
昔、市野々近くの八郎という若者は、川で小魚や貝を捕って生活の糧にしていた。ある日、お寺の凡鐘ほどのツブ貝を捕ったが、なかなか売れなかった。金持ちの多い秋田へ売りに行く途中、背中でツブがクツクツと声を発するので、気味が悪くなり原野に投げ出すと、にわかに大雨となって沼ができた。数年、都の人が大ツブを捕ろうとしたが、網を入れると大雨になり、捕ることができなかった。以来その沼をツブ沼と云った。干ばつの年の雨乞いには、農民たちが沼をかきまわし、ツブを怒らせて雨を降らせたといわれている。
 
*雨ごい・・・降雨を神仏に祈ること。
*ツブ・・・・昔の方言で「タニシ」こと。
TOPへ戻る