7.後藤寿庵廟堂
◇後藤寿庵廟堂
(ごとうじゅあんびょうどう)
(ごとうじゅあんびょうどう)
・建立年:昭和6年11月
・所在地:奥州市水沢区福原
・所在地:奥州市水沢区福原
昭和六年、寿安堰水利組合ならびに地元有志が資材、労力を提供して建てられました。碑文は日本語とラテン語によって書かれています。中には寿安の像が安置されており、毎年5月には寿安の功績を偲ぶ「後藤寿庵大祈願祭」が開催されます。
「後藤壽庵ハ伊達政宗ノ臣ナリ。三分ノ地一千二百石ヲ領シテ此ノ地ニ館セリ。常ニ仁慈ヲ以テ其ノ民ニ臨ミ、其ノ窮乏ヲ見テハ私財ヲ抛チ、更ニ他ニ債シテ之ヲ賑給セリ。元和ノ初年巨溝ヲ穿チテ膽澤川ノ水ヲ引キ曠野ヲ開拓センコトヲ企テ、苦慮百端遂ニ之ヲ大成セリ。爾来膽澤郡南ノ地稲田夥シク開ク。且旱天ト雖更ニ灌水ノ乏シキヲ患ヘス。大正十三年朝廷追賞シテ従五位ヲ賜フ。……」(碑文より抜粋)